【新機能】AWS Budgetsで詳細フィルタオプションが追加されました
はじめに
地味なアップデートも拾っていくぞ、のコーナーです。
AWS BudgetsはBilling & Cost Management(請求)の機能の1つで、AWS利用費に対してしきい値(予算)を設定し、しきい値を超えた場合または超えそうな場合にアラートを送信することが出来ます。
今回のアップデートでは、AWS Budgetsで詳細フィルタオプションが追加されました。このオプションによって、しきい値に含めるコストを柔軟に設定することが出来ます。オプションは以下の通りです。
- credits(クレジット)
- refunds(返金)
- upfront reservation fees(前払いの予約料金)
- recurring reservation charges(定期的な予約料金)
- AWS Support charges(AWSサポートの料金)
- subscription costs(そのほかのサブスクリプションコスト)
- taxes(税金)
やってみた
Billing & Cost Management(請求)ダッシュボードで[予算]を選択します。[予算を作成]ボタンをクリックします。
[予算の作成]画面が表示されます。[予算の詳細]では、対象を指定し、名前を付け、予算の間隔を設定します。[予算額]に指定した金額がしきい値となります。
[予算の絞込]では、この予算に含めるコストを指定します。例えば[サービス]では、この予算に含めるサービスを指定し限定することが出来ます。[Tag]で絞り込むことも出来ます。
この[詳細フィルタ]が今回追加された部分で、予算に含める、または含めないコストを指定することが出来ます。
[通知]を設定することで、請求に対するアラームが設定できます。しきい値を超える前(例えば80%を超えたら)などの指定も出来るし、超えたらという指定も出来ます。通知対象はEメールやSNSトピックなどが選択できます。
さいごに
本アップデートで、より柔軟なコストアラートを設定することが出来るようになりました。ついつい予算オーバーしがちな検証環境などには必須の機能かと思います。